入門講座
アスファルト基礎知識
道路に使われるアスファルト混合物
6-2アスファルト舗装の構成
アスファルト舗装とは、一般に、表層・基層・路盤からなり、路床上に構築されます。通常、表層・基層にアスファルト混合物が用いられます。
表層はアスファルト舗装において最上部にある層のことです。表層の役割は交通荷重を分散し、交通の安全性、快適性など、路面の機能を確保することです。
基層は路盤(上層路盤)の上にあって、路盤の不陸を整正し、表層に加わる荷重を均一に路盤に伝達する役割をもつ層のことです。
路盤は路床の上に設けられ、表層および基層に均一な支持基盤を与えるとともに、上層から伝えられた交通荷重を分散して路床に伝える役割を果たす層のことです。一般に、上層路盤と下層路盤の2層に分けます。
路床は舗装を支持している地盤のうち、舗装の下面から約1mの部分のことです。路床の下部を路体といいます。また、構造計算上、交通荷重の分散を期待する場合には、原地盤改良し、その改良した層を構築路床、その下部を路床(原地盤)といい、併せて路床といいます。
- 【参考文献】
- 舗装設計施工指針(平成18年版) (社)日本道路協会
- 6-1アスファルト混合物とは?
- 6-2アスファルト舗装の構成
- 6-3一般的に使用されるアスファルト混合物